序章
春です。4月です。紀貫之の言葉を借りて「若人もすなりというブログというものを老人もしてみむとてするなり」の言葉に押されてこれから気が向いた時に書くことをスタートします。
先日の土曜の午前、環七を我が愛車でクルージングしている時の事、小学2年生ぐらいの少年が父親の運転する原チャの後席に乗って並走していました。少年は子供用のヘルメットを被り真剣な面持ちで把手に掴っている姿はまことに愛くるしいものでした。ところが信号待ちの時に横に止まった時にその少年と目が合ったのです。思わず私は微笑みながら挙手の礼をしました。するとその少年はやや緊張しながら同じく挙手の礼で答礼してくれたのです。この時、少年と老人は心の交流が出来たのです。この日は夜になっても心が温かでした。