第2章をUPしてから2週間経過しました。今までの怠惰なブログ状態を改善しようと思っていますがオリジナル文章作成は何かと時間がかかります。 そこで8年前に某メンバーズクラブの会員誌に年男としての短文を依頼されて掲載されたものですがここに再度UPします。。好きな樋口一葉の文体を 模し、啄木からワンフレーズを借用したりとメチャクチャやっていますが内容はオリジナルで特に同世代の準老人に対しての激励の意味も感じ取って 頂ければ幸いです。それでは 雨ニモ負ケズ風ニモ負ケズ不器用が故にただ一筋、レンズ設計という仕事だけに熱中し、「上に強く下にやさしく」を<男の美学>と信じ込み、果ては <孤高の人>に憧れ独立するも中小企業の悲しさ、社会の荒波に揉まれ揉まれて、資金繰りとやらの難しさにいつ沈没するやらと生きた心地もなく、しかし 「顧客のために」という思想を頑なに守るということを社是として来た実績が評価されたのかようやく近年売り上げ増の兆しが見えてきて人心地ついてきた かに見えたるもまずは世間に感謝することが大事と気を引き締めたればいつしかわが身の齢(よわい)72歳になりたるを忘れおりたり。 ふと気が付けば世間には拝金主義とやらが横行し上から下まで悪事の限り、エリートとは本来、社会のために尽くす人である筈がどこをどう取り違えたか 不祥事の連続、普通の人の悪事は許されてもエリートにだけはやって欲しくはなかったと思いつつ窓外を見やれば消防隊員が訓練の最中、日本もきっと 良くなると若者を信じつつ半面、生産性の少なくなった我々は更に謙虚に慎ましやかに社会に尽くさねば。ソンナ老人ニ私ハナリタイ。